InBodyS10 【販売/リース】
InBodyS10 インボディS10
InBody インボディS10
仰臥位測定が可能な携帯用InBody体水分モニタリングに特化
- 携帯を可能にしたコンパクトデザイン
付属の専用携帯バッグにInBody を入れたままでも使用でき、測定したデータをその場でも後からでも印刷することができます。サーマルプリンターと外付けバッテリーパックも付属されているため、移動先の電源の取れないところでも測定できます。 - 電極のバリエーション
ホルダー式電極は痛みのない安定した着用感で、半永久的に繰り返し使用できます。手足が腫れているなどホルダー式電極の使えない方には、付着式電極を使用して測定することも可能です。 - 選べる測定モード
仰臥位/座位/立位、測定者の状況に合わせて測定モードを選択することができます。 透析モードでは、透析前/中/後の測定時点を設定して測定時点別に履歴結果を確認することができ、血管アクセス部位と麻痺部位を設定して結果用紙に追加情報を表示することができます。 - 使い易さを追求したデザイン
タッチスクリーン対応のカラーLCDで、各項目毎に履歴結果グラフを確認できます。また、USBメモリーでデータをパソコンに移動することも可能です。
主 要 仕 様
- 生体電気インピーダンス
生体インピーダンス(Z) 6種類の周波数(1kHz、5kHz、50kHz、250kHz、500kHz、1000kHz)で、5つの部位別(右腕、左腕、体幹、右脚、左脚)にインピーダンス(Z)を測定 - (BIA)測定項目
リアクタンス(Xc) 3種類の周波数(5kHz、50kHz、250kHz)で、5つの部位別(右腕、左腕、体幹、右脚、左脚)にリアクタンス(Xc)を測定 位相角(θ) 3種類の周波数(5kHz、50kHz、250kHz)で、5つの部位別(右腕、左腕、体幹、右脚、左脚)に位相角(θ)を測定 - 電極方式
8点接触/付着式電極法 - 測定方法
部位別直接多周波測定法(Direct Segmental Multi-frequency Bioelectrical Impedance Analysis Method、DSM-BIA 方式) - 結果項目
体水分量(部位別)、細胞内水分量(部位別)、細胞外水分量(部位別)、除脂肪量、筋肉量(部位別)、体細胞量、タンパク質量、骨ミネラル量、体脂肪量、体脂肪率、 基礎代謝量、ECW/TBW(部位別)、TBW/FFM、BMI、体成分履歴(12回分測定結果)、インピーダンス(部位別・周波数別) - 体成分算出
経験変数(性別、年齢)の排除
機 能 仕 様
- ロゴ表示:結果用紙に施設名、住所、連絡先の記載が可能
結果確認 : LCD画面(測定直後)、結果用紙、データ管理ソフトLookin’Body
結果用紙の種類:体成分結果用紙(専用/内蔵)、体水分結果用紙(内蔵)、サーマル結果用紙
測定音 : 測定時の進行状況を知らせる案内音の設定可能
移動・携帯性 :専用カートで室内移動、専用携帯用バッグで室外移動が可能
測定姿勢:仰臥位、座位、立位
電極の種類 :ホルダー式電極(Touch Type)、付着式電極(Adhesive Type)
透析モード設定 :測定時点(透析前・中・後)、血管アクセス部位、麻痺部位設定可能
測定画面 :カラーLCDで測定過程と測定結果を表示
結果保存 :ID入力時に測定結果保存(測定合計100,000回まで保存可能)
データコピー :USBメモリーに保存可能(Excel、Lookin’Bodyで確認可能) ※株式会社インボディ・ジャパンが推奨するUSBメモリー
データバックアップ:USBメモリーで機器に保存されたデータのバックアップと復元
プリンター接続 :USBポート
オプション:データ管理ソフト(Lookin’Body110)、専用移動用カート
- そ の 他 仕 様
使用電流 :100uA未満(1kHz)、500uA未満(5kHz以上)
消費電力: 70VA
アダプタ :[電源入力] 100-240~、50/60Hz、1.2A [電源出力] 12V、3.4A
外付けバッテリーパック :[分類] リチウムイオン二次電池 [電源入力] DC12V、3.4A [電源出力] DC11.1V、4400mAh
表示画面 :800×480 10inch Color TFT LCD
入力インタフェース :タッチスクリーン、キーパッド
外部インタフェース: RS-232C×1、USB Host×1、USB Slave×1
対応プリンター:株式会社インボディ・ジャパンが推奨するプリンター
装置寸法:W202×L322×H53mm
装置重量:2kg
測定時間 :90秒
動作環境 : [温度] 10~40℃ [湿度] 30~75%RH [気圧] 70~106kPa
運送及び保管環境: [温度] -20~70℃ [湿度] 10~95%RH [気圧] 50~106kPa(結露がないこと)
体重範囲: 10~250kg
身長範囲 :110~220cm
測定対象年齢:6~99歳
※性能改良のため仕様・デザインは予告なしで変更することがありますのでご了承ください
導入先
- 内分泌内科
- 診療施設
- 整形、リハビリ ・透析(肝臓内科)
- 栄養科、研究機関など
InBodyS10結果帳票
体水分モニタリングと栄養評価に最適 疾患者に重要な体水分や筋肉等の体成分情報を部位別に高い精度で分析します。
① 体成分分析
体の4大構成成分(体水分・タンパク質・ミネラル・体脂肪)の現状を表示します。この表を見ることで、体内成分の均衡が一目で分かります。非健常者は栄養欠乏・浮腫などの症状が体成分の不均衡となって表れます。
- 体水分量 (Total Body Water)
健康な人は約50~70%が水分です。水分は摂取した栄養素を体の細胞に届け、老廃物を体外に排出する運搬の役割をしています。 - タンパク質 (Protein)
体水分と共に筋肉の主な構成成分です。タンパク質量が足りないというのは、細胞の栄養状態が良くないことを意味します。
- ミネラル量(Minerals)
ミネラルの約80%は骨にあり、体を支える役目をします。不足すると骨粗鬆症や骨折の危険性が高まります。ミネラル量は除脂肪量と密接な相関関係にあります。
- 体脂肪量 (Body Fat Mass)
食事で摂った栄養分は消化吸収され活動のエネルギーとして使われます。使いきれなかったエネルギーは脂肪細胞に蓄積され、肥満の原因となります。
② 筋肉・脂肪
筋肉と体脂肪の均衡が分かります。数値は各項目の測定値を示します。 棒グラフは各項目の理想値に対する比率を意味します。 つまり、表にある100%は測定者の理想体重を基準に算定した理想値を意味します。
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結果の簡易評価方法
下記のように棒グラフの先端を線で結び、その形から様々な体型に分類し、容易に評価が可能です。
③肥満指標
BMIは標準でも体脂肪率が高い場合は隠れ肥満と言えます。BMIだけでは肥満を見つけられません。InBodyは肥満判定の指標として、BMIと体脂肪率を提供するため、総合的に肥満の評価ができます。
標準範囲・標準値の決め方
BMI: WHOの定めた基準を根拠にしており、標準範囲は男性18.5~25.0(標準値22.0)、女性18.5~25.0(標準値21.0)です。
体脂肪率: 体成分に対する各種論文を根拠にしており、標準範囲は男性10~20%(標準値15%)、女性18~28%(標準値23%)です。
※BMI、体脂肪率ともに単独で評価するだけでなく合わせて評価をしてください。
BMIが標準でも体脂肪率の高い方は隠れ肥満にとなり注意が必要です。
逆にBMIが高くとも体脂肪率が低い場合、筋肉質な体型であることが予想されます。
④ 部位別筋肉量
部位別(右腕・左腕・体幹・右脚・左脚)の筋肉均衡を見ることができます。 上下半身の筋肉の発達程度や左右の均衡が分かるので、運動療法の判断基準になります。 例えば、骨折・捻挫・関節炎・麻痺などで左右の不均衡が表れ、治療前後の判定などに用います。 上下の棒グラフの長さが同じだと均衡が取れている体つきとなり、上下の棒グラフが均衡でも標準以下の方は筋肉量が少ないので、 標準に入るような対処が必要です。
部位別(右腕・左腕・体幹・右脚・左脚)の筋肉量と発達程度を確認することができます。
【腕の筋肉発達程度】男性標準範囲: 85~115% 女性標準範囲: 80~120%
【脚の筋肉発達程度】男女共通標準範囲: 90~110%
【体幹の筋肉発達程度】男女共通標準範囲: 90~110%
⑤体水分均衡
◆細胞内水分量 (ICW; Intracellular Water)
細胞内液(ICF; Intracellular Fluid)の約80%を占めており、細胞膜の中に存在する水分を意味します。
◆細胞外水分量 (ECW; Extracellular Water)
細胞外液(ECF; Extracellular Fluid)の約98%を占めており、血液や間質液に存在する水分を意味します。
健康な体における、体水分量(TBW)に対する細胞外水分量(ECW)の割合は常に0.380前後の一定な数値を維持します。
むくみは細胞外水分量(主に間質液)が異常に増加し、体水分の均衡が崩れている状態をいい、細胞外水分量を増加させる原因としては、
腎疾患・心疾患・肝疾患・浮腫・悪い栄養状態・怪我や火傷による炎症などがあります。
InBodyではECW/TBWが0.400以上なら高いと評価します。
⑥部位別水分量
水分量を四肢と体幹の部位別に測定し、標準体重を基準に各水分量が適切かどうかをグラフで提供します。体水分は筋肉の構成成分になるため、グラフの長さは部位別筋肉量に比例します。
⑦ 体成分履歴
測定ID毎に直近データを12件まで表示します。体重・筋肉量・体脂肪率・体水分量・ECW/TBW・TBW/FFMが確認できます。
⑧ 研究項目
栄養評価に参考となる様々な指標を提供します。TBW/FFMは除脂肪量に対する体水分量の割合を意味します。
⑨インピーダンス
各部位別・周波数別にインピーダンス(Z)の値を表示します。インピーダンスは周波数を持つ交流電流が体水分に沿って流れる際に発生する抵抗であり、全ての体成分結果の基となる値です。